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- 日本酒への抵抗感、口コミでは
- では、どうやって勧めるの?
- 白鶴大吟醸
- 月桂冠果月(かげつ)
- 宝酒造澪(みお)
- ランキング1位は風の森「油長酒造」
- お酒の分類
- 日本酒の分類
- その他、日本酒の分類
- 評価基準
- 日本酒地酒用語、その他
- 記事一覧
お酒を全カテゴリで考えますとビール、チューハイやサワー、ウィスキー(飲み方としてハイボール)、ワイン、焼酎に比べて日本酒の人気は低く、地酒になると「呑んでみたいけど初めてなので・・・」という方も多い、と思います。
日本酒に抵抗がある方はその原因は何か?というところから考えた、初心者におすすめの日本酒について書いてみました。
日本酒への抵抗感、口コミでは
日本酒が苦手な方の口コミは「味が嫌い」「匂いが嫌い」「アルコール度数が高い」「悪酔いや二日酔いするから」etcとネットで探すといろいろ出てきます。
アルコール度数?悪酔い?
日本酒のアルコール度数は15%ぐらいでビール5%に対してはやっぱり高い、といえます。ビールやチューハイ(5から8%くらい)通にすればやはり、キツイ、となるでしょう。
又「悪酔い二日酔い」となりますと、当方も学生時代に嫌な思い出があります。ビール呑んで焼酎呑んでそして日本酒呑んで・・・(関西ではこれを「チャンポン」「チャンポン飲み」といいます)・・・吐くは、次の日起きれない寝たきりになるは、と。これを長年40代後半まで「日本酒」のせい、と決めつけておりまして、「日本酒」(「地酒」なんて悪魔の飲み物、と思っていました、笑)全く呑んででいませんでした。
ですので、日本酒嫌い、苦手な方の気持ちは自分もそうだったのでよくわかるつもりです。
では、どうやって勧めるの?
当方が日本酒好き、地酒フリークになった理由は?
さておきまして、妻にそうしたように、あんまり呑まない、苦手な方にどうやって勧めるか?勧めてきたか?という事を書いてみます。とはいえ、無理やり進めるのもどうか?と思います。ですので、「日本酒に興味を持たれた方で苦手な方」向けの個人的見解、として読まれて下さい。
純米酒で精米歩合が低いもの
日本酒にはお米だけで作った「純米酒」と醸造アルコールも使って醸造(「麴菌」などの微生物を使って発酵させてくること)した「本醸造酒」があります。個人差はありますが、当方は「純米酒」の方がより悪酔いしない、と持っていますし、実際「純米酒」しか呑みません(熱燗するときは、「本醸造普通酒」も美味しいです)。個人的には「匂いもきつくないのでは?」と思いますので「純米酒」は初心者の方にはおすすめします。
又お米には「精米歩合○%」と表示があり「お米をどれだけ磨いて作っているのか?」が表示されております。精米歩合60%以下が吟醸酒、50%以下が大吟醸酒です。のみやすさは圧倒的に精米歩合の低い方、つまり、吟醸、大吟醸酒が初心者にはおすすめです。
でも大吟醸、吟醸、特別純米、純米酒は値段が高いですよ。コンビニで売っているワンカップやパックでスーパーに売っている「白鶴まる」(も美味しいですよ)とかなんとかよりは。
逆に言うといきなり「ワンカップ」「パックの安いおさけ」「居酒屋で値段の安い日本酒」から始めて悪い印象を持たれた方がそのまま日本酒離れになっているような気がします。
酸度、日本酒度の数値が低いもの
甘口、辛口・・・とか日本酒の味を表現する言葉が昔からあります。最近は「酸度」「日本酒度」などの言い方で「酸度+3、日本酒度+1」とかの表記が多くなりました。これは一概に言えないですが、当方は、甘口で呑みやすいものは酸度も日本酒度も低いお酒、できればマイナス表記のお酒から初心者は始められたら良いのかなぁと思います。「ワインみたいな口当たり」なんて宣伝している地酒は、大体日本酒度-1とか±0とかになっています。個人的には+13とかの「大辛口」に「烏賊のお刺身」とかが有頂天ですが、日本酒にハマると段々そうなってきますので、数値の低いものをおすすめ、とします。
呑み始めは家で
これはアルコール15%対策です。緊急時、すぐに横になれる、ベッドに行ける「家飲み」から始めましょう。量は1号徳利、切子で十分です。それと「水はとにかく大量に吞みながら呑む」これも徹底しましょう。これでかなりの確率で悪酔いは防げます、日本酒・地酒の魅力に誘われる、事になる、と思います、笑。お店で水ばっかり頼みずらいので、その意味でも「家呑み」が、先ずの一歩として、おすすめです。
白鶴大吟醸
「初心者におすすめ日本酒」となりますと「フルーティ」「ワインのように飲める」など多くの口コミで紹介されているものがありますが、ここでは、先ず日本酒の売り上げベスト3のメーカーが「初心者におすすめ」としているお酒を紹介します。
先ずは売上NO1の日本酒メーカー、白鶴(兵庫県)の大吟醸(純米大吟醸)。個人的にもこのお酒でスタートし日本酒にのめりこんでいきました。それまでほとんど飲んでなかった日本酒を目覚めさせてくれたお酒、です。呑みやすい。初めての人は先ずこれが良い、と思います。コンビニ(ローソンだけかな?)で4合瓶1000円くらいで売っていますし、手軽、です。大ヒット商品でもあります。
月桂冠果月(かげつ)
さすが大手月桂冠(京都)の長年のノウハウと技術力!と言って良いこの「果月」は桃、メロン、葡萄の3種類があります。「新感覚日本酒」として月桂冠イチオシです。口当たりの良さ、違和感のなさ、などで初心者におすすめでしょう。
宝酒造澪(みお)
チューハイや焼酎でも有名ですが、なんといっても日本酒メインの宝酒造(宝ホールディングス、京都)のこの澪もスーパーでよくみかける「スパークリング清酒」の定番、大ヒット商品です。これも日本酒の違和感を少なくする意味で、初心者の方におすすめ、で挙げました。
ランキング1位は風の森「油長酒造」
風の森は奈良県御所市の酒蔵「油長酒造」の代表銘柄で「地酒」の中では個人的にイチオシの初心者おすすめ日本酒、としてご紹介します。ランキング、という意味では、「初心者におすすめ」の飲みやすさながら、日本酒にはまっていく、日本酒の良さがある、という意味で1位にしたい、です(白鶴大吟醸も捨てがたい・・・です)。
イチオシの理由
- 「油長酒造 風の森 純米無濾過生原酒 657 秋津穂 720ml 要冷蔵」は大手日本酒メーカーではない中、アマゾンで80件の評価があり(実績が大)5段階で平均4.5の高評価
- 日本酒があまり飲めなかった妻がハマってしまった
- とある京都の居酒屋で店主が僕の娘ぐらい(僕に子どもはいません)の20代前半ぐらいの女性数名に風の森を勧めて、大好評だった
- あとはアマゾンのレビューをご参考下さい(「初心者」という言葉が何度もでてきます)
説得力はありませんが、笑、今でも日本酒初心者で「おすすめは」と聞かれて、店に「風の森」があれば、迷わず勧めます。又、家で呑むときの注意点は「微発砲日本酒」なので、瓶をふって栓を開けないようにしましょう。栓が飛ぶときがあります(それぐらいフレッシュですが、スパークリングなどではなく、しっかり「日本酒・地酒」しています)。
お酒の分類
醸造酒 |
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蒸留酒 |
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日本酒の分類
普通酒 |
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本醸造酒 |
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特別本醸造酒 |
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純米酒 |
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特別純米酒 |
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吟醸酒 |
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純米吟醸酒 |
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大吟醸酒 |
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純米大吟醸酒 |
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その他、日本酒の分類
- 「特撰」「上撰」「佳撰」といった呼び方は酒造メーカー独自のランク付け
- 以前は「特級(酒)」」「一級(酒)」「二級(酒)」という級別制度があった
お酒に表示される言葉から
原酒 | 上漕(醪「もろみ」から生酒を搾る工程)後、加水調整しない清酒 |
生酒 | 製成後、加熱処理(火入れ)を一度もしない清酒(鮮度注意、冷蔵保存) |
生貯蔵酒 | 製成後火入れをしないで貯蔵し製造場から出す時にに火入れした清酒 |
生詰酒 | 製成後火入れをしてから貯蔵し製造場から出す時に火入れをしない清酒 |
ひやおろし | 冬季に醸造した後に春夏の間涼しい酒蔵で貯蔵熟成させ気温の下がる秋に瓶詰めして出荷された清酒 |
無濾過 | 「一切濾過行為をしない」「不要な固形物を取り除くための粗い目のフィルター以外には濾過をしない」「活性炭濾過による香味調整をしない」etc |
濁り酒 |
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発泡日本酒 | 発酵や封入による炭酸ガスの泡立ちを楽しめる清酒 |
生一本 |
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樽酒 | 木製の樽で貯蔵し、木香のついたの表示 |
上槽時の「搾り」の時期による分類
荒走り(あらばしり)
上槽時(醪「もろみ」を搾るとき)に最初にほとばしるように出てくる部分のお酒。。圧力を加えないで、最初に積まれた酒袋の重みだけで自然に出てくる。固形分である滓(おり)が多く、アルコール度は比較的にく。香りも高く切れ味が良い。
中取り(なかどり)、中汲み(なかぐみ)、中垂れ(なかだれ)
上槽時、荒走りの次に、中間層として出てくる部分。アルコール度や味はほどほどの中間点ぐらい。
責め(せめ)・押し切り(おしきり)
上槽時、最後に出てくる部分。特に槽搾りにおいて、圧搾して出てきた部分。アルコール度は高く、かなり練られた濃い味。
袋吊り、袋しぼり、雫しぼり、首吊り
上槽時、もろみを袋に詰め、袋を吊り下げてそこから垂れてくる酒をとる方法。出品酒などの高級酒に多く用いられる。こうして採られた酒は雫酒(しずくざけ)と呼ばれる。
斗瓶取り、斗瓶囲い
上槽時、出てきた酒を斗瓶(18リットル瓶)単位に分け、そこから良いものを選ぶ方法。出品酒等の高級酒に使われます。
評価基準
日本酒度 |
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酸度 |
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甘辛度 |
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濃淡度 |
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アミノ酸度 |
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味でよく使われる表現
- 辛口:料理での「辛い」と違いアルコール度や日本酒度が高ければ辛口に感じやすい
- 甘口:一般には「日本酒度が低ければ甘口」。しかし濁り酒(にごりざけ)やおりがらみのように固形分を含む日本酒は比重が大きく、日本酒度は低くなるが、必ずしも甘口になるとはいえない
- 旨口(うまくち): 辛口の要素となりやすいキレよりも、コクと奥行きのある味わい
- 端麗、淡麗(たんれい): 口に含んだときに、きれいで滑らかな感じを受けたときに用いる
- 芳醇、豊醇(ほうじゅん) 香りが高く味がよいこと
- 濃醇(のうじゅん):味が濃いこと。「淡麗」の対極にある
- キレ:後味がすっきりして軽快な場合に「キレがある」と表現する。地方によっては「サバケがよい」と表現する。
- 荒い:口に含んだときに、口中に刺激を受ける状態を指す
- 吟味(ぎんあじ) 長い時間をかけて低温熟成した酒にあるあっさりとした旨み
- ふくらみ:口中に広がる、バランスの良いしっかりとしたコクのある味。「ゴク味」「味の幅」などとも表現される。
- ゴク味:酒の五味がほどよく調和して、バランスの良いコクが感じられる状態
- 収斂味(しゅうれんみ) 酒がまだ若いときに感じられる、思わず口をすぼめたくなるような渋みのこと。
- 押し味:酒を利いたあとの後味にふくらみがあり、安定して余韻を響かせているような味。
- コシ:押し味があって、安定した味わい残すときにはを「コシがある」「コシが強い」といい、反対に後味がぼけた感じがするときは「コシがない」「コシが弱い」など
- どっしり:ふくらみとコシのある、容易に燗くずれのしない、丹念な造りの味に用いられる
- しっかり:安定感とコシのある、容易に燗くずれのしない、丹念な造りの味に用いられる表現
- (味・香りが)開く:冷やでは、その酒質が本来持つ味や香りが冷たさの奥に閉じ込められてしまい、官能として感じられないことがあるが、それらを人肌燗・ぬる燗あたりまで温めると、花がゆっくり開くようにそれらが感じられてくる。そのような時に用いる表現
- 熟酒(じゅくしゅ):香りが高く、味が濃い酒。時間をかけて熟成された濃厚な味わい。熟成酒、古酒、秘蔵酒など
- 醇酒(じゅんしゅ):香りが低く、味が濃い酒。いわゆるコクが感じられる味わい。純米酒、生酛系(きもとけい)など
- 薫酒(くんしゅ):香りが高く、味が淡い酒。吟醸香の在り方が鑑賞できるもの。大吟醸など
- 爽酒(そうしゅ):香りが低く、味が淡い酒。軽快でなめらかなもの。生酒、生貯蔵酒、低アルコール酒など。
日本酒地酒用語、その他
精米歩合 |
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酒母づくり |
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生酛 |
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山廃 |
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吟醸 |
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